女性の転職について

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転職のタイミング

あなたはどんな時、転職を考えますか?近年、雇用環境をとりまく状況は変わりました。年功序列や終身雇用・女性の寿退社が当然だった時代は終わり、ネットを見ても、電車の中づり広告を見ても「転職」という文字が氾濫しています。

とは言っても、転職を経験することなく一生同じ会社に勤める人もいます。自分の意に反して転職を余儀なくされる人もいます。逆に、自ら新しい環境を求めて、踏み出す人もいます。

ちなみに女性の転職理由で最も多いのは「職場の人間関係」だそうです。特に女性の多い職場ではよく聞く悩みです。日々の仕事自体は苦痛ではないが、上司・同僚との関係が辛い

でも、いざ仕事を辞めるとなると不安がいっぱいなのでなかなか踏み出せない。何かきっかけがあれば・・・、そう思っている人はたくさんいると思います。

一方で女性にとって「働く」ということは、人生のライフイベントと綿密に絡み合っています。もちろん男性も同じですが、今の世の中ではまだまだ女性の方が変化を迫られることが多いのが事実。

人生のあらゆるタイミングで転機が訪れます。結婚出産親の介護・・・、そのたびに仕事を続けるのか、辞めるのか否が応でも考えなくてはなりません。

 

転職に有利な季節

転職のベストタイミングはいつか?これに絶対的な答えはありません。思いがけず転職することになっても、万を持して転職活動に挑んでも要は結果次第。自分の思い描いた未来のために、納得のいく仕事に就けるようしっかりと取り組んでいきましょう。

春は始まりの季節です。桜の季節になると、街はにわかに活気づきます。オフィス街では着なれないスーツを着た新社会人達が足早に歩いていきます。

新卒採用の多くは4月からの採用を目的にしており早いところでは一年以上前から募集が始まります。採用も計画的かつ段階的に行われます。では転職の場合はどうでしょうか?

転職者も春が最も求人が多く転職しやすいと思いがちですが意外とそうとは限りません。もちろん4月からの新年度に向け転職市場から人員補充をする企業も多いですが
この時期は退職者も多くライバルが激増すると考えると求人が多いからと言って有利な時期とは言えないかもしれません。

転職者に求めるのは即戦力です。つまり欠員補充の意味で行われることが多いですから年中ニーズがあるわけです。ですから業種ごとの繁忙期前の2~3か月前が狙い目と言えるでしょう。

実際に忙しくなると採用している余裕がなくなりますから採用側は慣れてもらうことを見越して少し早めに採用に乗り出します。逆に言うと新卒入社が集中して教育に時間を取られる4月からゴールデンウイークにかけてや長期繁忙期の真っただ中、休暇に入るお盆休み前、年末年始前は採用を控える企業が多いのです。

とはいえこれはあくまで求人総数のお話。業種によっても規模によっても変わるし
年中求人が出る可能性があるのが転職市場。いつ自分にぴったりな求人が出るかはわかりません。チャンスを逃さないよう定期的な求人チェックは欠かさないようにしましょう。

 

自分に合う仕事とは?

転職相談でよくあるのが「自分に合う仕事が分からない」というものです。特に若い方に多い悩みです。自分が楽しく続けられる仕事はどうすればみつかるのでしょうか。

世の中にはいろんな仕事がありますが、多分そのほとんどを知りません。多くの人は仕事を大まかなイメージでとらえています。実際のところどんなことをするのか
どんな能力が必要なのか詳しく知らないことが多いでしょう。

当たり前のことですが、本当のところは経験してみないとわかるわけがありません。向いていないと思っていたことが意外と続くこともあります。人から伝え聞いた話も経験する人が違えば内容は変わってきます。

人付き合いをしていく上で なんとなく苦手だと思っていた人とでも付き合っていくうちに
いいところが見えてきたりすることってありますよね? それと同じです。また自己に対する得意・不得意の評価も実際は非常にあいまいなものです。

人というのはなんとも単純なもので、他人に褒められるだけで「得意なんだ」と思ったり、溜息をつかれるだけで「苦手なんだ」と感じたりします。

そして多くの仕事は他人との付き合いなしでは成り立たないものばかりでそこの人間関係が仕事に対する自己評価につながっていることが往々にあります。

ともあれ「自分に合う仕事が分からない」からと立ち止まったままでいるのが一番もったいない。フラットな気持ちでとりあえず一歩踏み出してみれば自分がその仕事に対して思っていた得手不得手の評価が簡単にひっくり返るかもしれません。

これという仕事に出会うまでいろいろ経験を積んでいくことが一番大切なのです

多様化する就労形態

働き方が多様化しています。一昔前とは比べ物にならないほど非正規雇用の割合が増えてきました。周知の通り正社員に比べて非正規社員というのは福利厚生や収入の面で決して恵まれたものとはいえません。なのでどうしても正社員にこだわる人が多いです。

しかしながらこれだけ非正規求人の割合が多くなってくると正社員にこだわることが得策とは言えません。職種によってはそのほとんどが非正規というものもあります。正社員にこだわるとそれだけ選択肢を狭くすることになってしまうのです。

ですので 未経験の場合のお試しとして… 職種にこだわるのならば正社員へのステップアップと捉えて非正規求人も広く検討する方が良いでしょう。最近は紹介予定派遣トライアル雇用など正規雇用を前提にしているものも多くあるので是非活用したいものです。

しかしながら何がどういう働き方でどんな特徴があるかを知っておいた方がいいと思います。簡単に分類すると以下の通りになります。

 

【正社員】

期間の定めのない雇用契約。フルタイムで常勤がほとんど。福利厚生は好待遇。

 

【契約社員】

期間の定めのある雇用契約が中心。個別に条件を定めるが、賞与・退職金はないことが多い。

 

【パート・アルバイト】

嘱託契約、季節労働者もこの分類に含む。

 

【派遣社員】

派遣元と雇用契約を結び派遣先の指示を受ける。特定派遣(常用型)と一般派遣(登録型)がある。後に派遣先会社に就職することを前提とした紹介予定派遣と言われるものもある。

 

【業務委託】

個人事業主として企業と契約を結ぶ。労働者ではないので社会保険等はない。労働基準法の適用もない。

まれに雇用する側もこの違いを良く分かっていないこともあるので名称をうのみにせずしっかり条件を確認するのを忘れないで下さい。自分に合った働き方を選びましょう。

転職年齢の不利・有利

いざ転職を決断した時、気になるのが年齢。一般的に年齢が上がれば上がるほど転職は厳しくなる印象があると思います。これは事実なのでしょうか?

これは一概にそうだとは言えません。なぜなら業種・職種・経験・会社の規模によって異なるからです。確かに一般事務は未経験でも若い方が好まれる傾向があります
経理事務は多少年齢が高くても経験者のほうが望まれます

携帯電話の販売窓口では若い方のが向いているようですが高年齢者をターゲットにする品物の販売なら若い人よりある程度の年齢のほうが喜ばれたりします。

大企業に比べて小規模の中小企業では既存社員の年齢とのバランスが考慮されたりします。とはいえ電話で年齢を伝えただけで断られ面接にも進めないという問題があるのは事実。やはり年齢を重ねただけの経験・実績をアピールできなければ不利なだけ

今までの職業経験はもちろんですがブランクがあっても気にしないでください。年齢に応じた経験は仕事のみに限られません。地域活動から、ボランティア、子育て経験などなど今まで何を経験して、何を得てきたのか。これを上手く伝えることが大切なのです。

履歴書のみの書類選考でそれを伝えるのが厳しいようなら求められてなくとも職務経歴書や自己PRを同封するなどアピール出来る方法を考えましょう

年齢にかかわらず一見不利だと思われることを如何にアピール材料に換えるか。表現や伝え方によって相手に与える印象というのは変わるものです。転職に大切なのは物事を前向きにとらえることいろんな角度から自分を見てみましょう。

 

転職に使える資格

最近、資格の学校は大流行りのようです。「資格でもあればね~。」これも転職相談で良く聞く言葉です。不況のため将来の不安に駆られるのか皆口を揃えて資格の大切さを口にします。

結果関連性のない資格を片っぱしから取り始める人が出てきます。いつか役に立つかもしれないから・・は多分その時にはあまり役に立ちません。この資格さえあれば大丈夫! という資格のほとんどが片手間でとれるような難易度ではありません。

資格取得学校は就職させる責任はないのでそんなことは教えてくれません。あなたはどんな職歴を持っていてどんな強みをもっていますか?今取ろうとしている資格は今までの経験を効果的に補強するものですか?その資格を生かせる職業の労働時間や給料、求人の内容は確認しましたか?なによりその仕事ほんとに就きたい仕事ですか?

なんとなくとる資格ほど無駄なものはありません。取ってみたものの仕事がないということは往々にあります。資格を取ることはあくまで通過点です。無駄になる資格を取ることほど時間とお金の無駄はありません。その先にある仕事のことをしっかり考えてからにしましょう。

資格取得の為と言えば、職業訓練も同様です。失業期間中、時間を持て余すことに焦り学校に通うことで安心感を得ている人がいます。無駄なスキルアップのためにその分失業期間が延びるというデメリットも忘れないで下さい。

職業訓練を終えた方の多くは結局無関係の仕事についています。転職に一番大切なのは経験です。未経験の資格所持者よりも資格を持っていない経験者の方がはるかに就職に強いのが現実です。

本来の目的は、より良い仕事に就くこと。これを忘れないようにスキルアップに励んでください。

 

転職活動にかかる期間

転職を考えたときに心強い国の支援制度と言えば雇用保険があります。一定期間加入していれば失業したときに今までの給料の4割から8割が支給される制度です。これは確かにありがたいものですがだからといってあまりあてにするのも如何なものかと思います。

雇用保険は自己都合で辞めた時支給開始は手続き後3カ月近くたってからです。せっかくだし支給を受けてから・・という人もいるのですがそれはちょっと考えものです。労働局の調査によると退職後3か月以内に就職を決めなかった人は、失業が長期化する傾向があるそうです。

思っていたより再就職が難しいことを知り雇用保険の受給終了が近づくにつれ焦り始める人も沢山います。失業期間が延びて良いことは一つもありません。意欲も資金もスキルも時間に比例して下がっていく一方です。

転職活動は、出来るだけ計画的に進めるのが望ましいです。自己分析や、職務経歴書の作成などやり始めると意外と時間がかかります。この時必ず自分で期限を定めて行動すること。いついつまでに書類の準備を終えていついつまでに何社アプローチするとか…目標は大切です。

定めた目標をきっちり守る必要はありませんが守ろうと行動することで段階的に転職活動は進んでいくでしょう。雇用保険はその名の通り保険として経済的にも余力があるうちに出来ることをどんどんやっていく

これが転職活動を長引かせないコツ、ひいては後に余分な経済的・精神的負担を背負わない転職活動を進めるポイントです。