事前準備の重要性

情報が結果を左右する!

転職活動は情報戦です。自分に有益な情報をいかに早くかつ正確に集めるか。これによって転職活動の進み具合はぐっと変わってきます。新着求人も応募数が多ければ、翌日に受付終了なんてこともしばしば。求人情報はもちろんのこと、スキルアップのための訓練情報、合同企業面接会の情報、雇用保険のことなど転職活動の世界でも知らないと損をすることが沢山あります。近年インターネット利用者も大幅に増え、ネットから得られる情報はなくてはならないものになってきました。

また、ツイッターやフェイスブックなどの新しい情報ツールも重要視されてきています。外出先でも移動中でも、携帯さえあれば簡単に情報を探すことが出来る時代になりました。しかしそのせいか、転職活動の際にも家に閉じこもってひたすら情報収集にあけくれる人がいます。残念ながら、ネットから得られる情報が全てではありません。転職活動に関する情報はいたるところにあるのです。たとえばハローワークの職員しか知り得ない情報があります。

職業紹介会社が非公開にしている情報もあります。そこで働いていた人だけが知っている情報もあります。転職活動で大切なのはいろんなところに目を向け、いろんな人と話し、様々な方法で情報収集を行うことです。思いがけないところで、思いがけないことを知る事もあるでしょう。新しい出会いが新しい仕事へと結びつくこともあります。情報収集をするにも、とりあえず家から出て動いてみることを心掛けてくださいね。

業界と職種を知ろう

業種と職種を混同している人が多くいます。業種とは事業や営業の種類のことでつまり「何を」「誰に」「どのようにして」提供しているかということを指します。また職種とは営業、事務など行う仕事の種類を指します。これはどんな業種の会社にも存在するものもあれば全く活躍の場がないものもあります。

業種研究(業界研究)や職種研究を行うことは大変有益です。業種研究を行うことで現在どんな業種の景気が良くて、どの業界が人を必要としているかまた、その業種はどんな知識や経験が必要なのかを知ることができます。そしてこれを知ることにより自分が活躍できる業界が見つかるかもしれません。またその業種にどんな会社があって各会社どんな特色があるかを調べてみることで面接での受け答えを厚みのあるものにし熱意をアピールすることができるようになります。

自らの進みたい業種が定まらない場合はまずどんな仕事がしたいのかつまり職種から考えていくとおのずと方向性がみえてくることがあります。職種研究をしてみると自分が経験してきたものから聞いたことのないような職種まで意外といろんなものがあることに気づきます。この職種というのは結構あいまいで会社が勝手にそう呼んでいるだけだという場合もあります。(たとえば「経理事務」を「総務事務」と呼んだり・・。)とにかく一度ざっくりと職種内容について調べてみてください。

その上で自分が出来る仕事を整理してみましょう。自分は事務しかできないまたは営業しかできないそう決め付けないようにしてください。少し応用すれば今までの経験を活かしつつ新たに挑戦できるものが見つかるかもしれません。

自己分析について①

就職関連の書籍や記事に目を通すと必ず出てくる「自己分析」という言葉。はたして自己分析とは何なのでしょうか。自己分析とは「自分を分析する」=「自分を知ること」に他なりません。知っているようで意外と知らないのが自分。

自己分析を行うことは、就職活動で必ず必要になってくる自己PRや、長所・短所、志望動機を表現する際にとても有効です。自己分析をしっかりと行っておくと突然の上記のような質問にもあせらず反応出来ることでしょう。転職活動をしている人の中には、「自己分析などしている暇はない。」「学生でもないのにする必要はない。」と考える人もいるようです。しかしながら、準備なくして良い転職なしです。

焦ることはありません。逆に自己分析に時間をかける方がより良い転職への近道です。求人を探したり、応募書類を書く前にぜひ自己分析は行ってください。社会人になり仕事に追われると、ゆっくり自分に向き合う時間は少なくなります。転職活動期は良い機会です。あらためて自分に向き合う時間を取ってみましょう。

また、学生のときに十分自己分析をしたと言う人も社会人を経験したあなたはもう以前のあなたとは違います。新たに気がついた得意なこと、苦手なこともあるはずです。よくよく自分を見つめてみると他の人がまったく知らない専門知識も身に付けています。そしてそれは強力な武器となっていることでしょう。しかしながら、それに気がつかないまま転職活動を進める人もいます。これほどもったいない事はありません。しっかり自分の持てる能力を自覚し、万全の態勢で転職活動に臨んで頂きたいと思います。

自己分析について②

就職活動の中で重要な自己分析ですが、やり方は色々あります。数ある中でも簡単に出来るものの一つに自分史とライフラインチャートがあります。自分史とは読んで字のごとく自分の歴史を描きだして作るものです。出来れば小学校ぐらいから現在までの出来事をどんどん年表を作るように書きだしていきます。

単純に出来ごとを思い出すだけではなくて各々の時期にどんな苦労をして、それをどのように乗り越えたか。またその時どんな思いをして、何を感じたのか。今までの人生を振り返りながらそれを書きだしていくことで自分の価値観、何を大切にしてきたか、苦手なことは何かを再確認することが出来ます。

この時、重点を置く所を間違わないでください。大切なのは「何をしたのか」を書きだすことではなくてその時の「何を思い、何を感じたのか」です。そして出来上がったものを友人や家族に見てもらって客観的な意見を求めてみてもいいかもしれません。そしてそれが出来たら次はライフラインチャートです。

これは自己の満足度を発見する方法です。自分史を基に縦軸に満足度の高低を、横軸に時期を記入して自分の満足度を図式化してみましょう。要はどの時期に、どんなことをしていた時期に高い満足を得ていたのかを発見してください。社会人を経験したあなたなら、どんな仕事をしていた時の満足度が一番高いでしょうか?それが今後の自分の仕事のやりがい、生きがいにつながるヒントです。今の自分を知るために少し時間を作ってゆっくり自分と向き合ってみましょう。

ハローワークの活用法

ハローワークとは国の就労支援機関で全国に約500か所あります。最近では子育て世代を対象にしたマザーズハローワークやシニア世代を対象にしたものなど、様々なものがあります。利用者は求人者・求職者共に無料ということもあり大手から中小企業まで求人内容も様々。

求人内容は様々ですが、求人数はどこの就労支援機関にも負けません。ちなみにハローワークで紹介を受ける際には、職員と面談する機会があります。この際には、簡単なキャリア相談や求人内容、応募者数などを教えてくれた上で面接のアポまで取ってくれます。ここでひとつ注意ですが、直接採用には関係ないからと適当な態度をとるのは避けましょう。

いくら公的機関に勤務している者とはいえ、やっぱり感情のある人間。熱意のある人や、感じのいい人にはぜひいい職についてほしいと思うものです。顔見知りになったらなおさらのこと。あなたの顔を思い浮かべながら新規求人に目を通すことでしょう。また、求人情報以外の就職活動に有効な情報を沢山提供しています。合同就職面接会の案内や、職務経歴書の書き方等もあります。その中でも最近良く聞くのが職業訓練でしょう。

ほとんどが無料でいけるものばかりなので一見の価値はありますよ。ただし同じような訓練でも内容が違ったり、参加制限があったり少し分かりにくいところがあります。こういうものはどんどん職員に質問しましょう。どれを受けようか迷った時は職業訓練専門の窓口もあります。そこでいろんな訓練について相談してみてください。あなたにぴったりなお得情報が耳に入るかもしれません。

希望条件の順位付け

あなたは求人を探すとき、何を基準に探しますか?給料、勤務地、仕事内容などなど自分が希望する条件はいくつもあるはずです。残念ながら自分の希望をすべて満たす求人がいくつもあるわけではありません。もし見つけたとしても必ず相手があることです。採用されると決まったわけでもありません。

求人を探すときただ闇雲に求人を見ていく前に自分の希望を書き出してみてください。この時点では、とにかく希望することを全て。ざっと希望条件を並べたら次は「絶対条件」と「できれば希望する条件」に分けます。そしてその振り分けた求人を順位付けしていきます。自分が希望する条件を思いが強い順に並べるのです。

そしてそれを元に、上位の希望条件を満たす求人を探していきます。意外と求人を見ているうちに「あ、こんな条件も足したい。」とか「これはまあこだわらなくてもいいか。」とどんどん思いは変化していくと思います。また、自分がこだわりたい条件のと現実求人の少なさにショックを受けることも多々あると思います。良い求人がない・・と落ち込んでいても状況は改善されるわけではありません。腹をくくって、前向きに進みましょう。どんどん書きだした希望条件を見直し、書きなおしていってください。

「求人5件応募ごと」や「一か月ごと」など見直すタイミングを自分で決めておくというのもいいかもしれません。自分の理想と、現実とをすり合わせる。合う仕事が見つかるまで、働かなくていいという恵まれた状況の人は別ですが現実問題、ほとんどの人はそうはいかないでしょう。少しの割り切りはやっぱり必要です。

転職のための環境作り

転職活動を進めるとき、あなたは周りの人にどう伝えていますか?周りとは前職の会社の知人や、友人、家族などです。中には失業の事実を知られたくなくて何も語らず一人静かに就職活動を進めている人もいるかもしれません。しかしながら転職活動では、できることならたくさんの人に協力を仰いだ方が良いです。

なぜなら、就職で非常に多くの割合を占めるのが縁故求人だからです。今まで勤めていた会社で上司や総務から「誰かいい人いない?」と聞かれたことはないですか?会社としても自社社員の紹介と言うのは安心するものです。

また、家族の協力は必須です。自分がどういう働き方、またはどんな仕事に就きたいかできるだけ家族と話し合っておいてください。いざ内定が出てから家族に反対された・・ではもったいない。意外とこの理由での内定後の辞退が既婚の女性に多いです。女性の場合はどうしても家事や育児との両立が求められますから前もって家族の思いや考えを整理・確認しておく必要があります。

それに実際に一緒に生活しているのが家族です。選考結果の連絡が家の電話にあったとき不在の際も代わりに丁寧に対応してもらうようお願いすることや何かにまぎれて郵送で届いた結果を捨てないようみんなで気をつけるなど家族に協力をお願いしておくことも大切です。また一人で抱え込んでの長期に及ぶ転職活動は大変です。これらの人々は、ストレス解消に付き合ってもらったり客観的な意見をもらったりと様々意味で強い味方となることでしょう。

転職に必要なお金

転職活動は意外と出費がかさみます。履歴書に証明写真、交通費、通信費。できることなら他を節約してもこれらは必要経費と考えて節約することは避けてほしいと思います。そんなときに強い見方が雇用保険です。転職活動を行なう際にぜひ有効活用していただきたい国の運用する保険制度です。

しかしながら、単純にお金がもらえる制度という理解では計画は狂ってしまうでしょう。雇用保険は「失業=仕事を探しているが見つからない状態」になって初めて受給資格が発生します。つまり求職活動をしていることを申告しなければなりません。実際の応募はもちろん、職業訓練や資格取得の試験なんかも活動になりますが単純に家で求人広告なんかを閲覧しているだけでは認められません。

何が求職活動に当たるかはしっかりとハローワークで確認しましょう。また受給開始時期ですが、自己都合で退職した場合受給開始は手続き後約3ヶ月後になります。つまりすぐに支給を受けられるわけではありませんので事前にいくらかの備えは必要であることは覚悟しましょう。受け取れる金額はだいたい月給の4割から8割と幅がありますので、これも手続きの際ハローワークで確認しましょう。

とにかく前職の会社を退職したら離職票が届くかと思います。それをもって早めに住所を管轄するはローワークに手続きに行きましょう。すべて退職日ではなくて手続きに行った日からカウントスタートです。また、仕事が決まってからは受給手続きはできなくなりますのでご注意を。またいろんな場所でいろんな情報を耳にすることがあるかと思いますが真偽はハローワークで確認することが大切です。法制度、運営は日々変わります。最新の情報を確認するよう努めて、雇用保険制度を有効活用しましょう。